まだまだ昼間は暑い日が続いていますが、朝晩寒くなりましたね
秋がやってきた!!ので、栗の渋皮煮を作ってみました。
シロップで煮るまでが少し大変ですが、時間をかけて作っただけに美味しさは格別です。
毎日火を入れれば1週間は日持ちもしますので、長く楽しめますよ。
残った場合は、パンやパウンドケーキに入れても美味しいです。
今回は皮むきを失敗しても大丈夫な方法もシェアしていきます。
栗の渋皮煮 レシピ
・生栗・・・・800g(前日に水につけておく。※当日の場合は、熱湯に5分入れて)
・重曹・・・・25g(茹でこぼしの回数により、前後します)
・砂糖・・・・363g(「煮こぼし」た栗×0.6)
・バニラビーンズ・・・・小さじ1
・茹でこぼし用・シロップ用の水・・・・適量
栗の下準備
まず鬼皮を剥きます。鬼皮とは、生栗の表面についている硬い皮です。
前日から水に浸けておくと、皮がやわらかくなって剥きやすいです。
当日の場合は、熱湯に皮つきのまま栗を入れ5分煮ます。
火傷に気をつけて(軍手をはめて)、熱いまま剥くと良いです。
量が少ない場合は当日でも大丈夫ですが、量が多い場合は前日水につけておくのをオススメします。
なぜなら、当日だとやはり皮はそんなに柔らかくならないので剥く時に手がボロボロになります。
鬼皮を剥く
下準備が終わりましたので、鬼皮を剥いていきましょう!
先ほども書いたようにそのまま剥くと、鬼皮で手が傷つきボロボロになります。
事務用の指サックがあれば、包丁を握る手親指につけてください。
お持ちでない場合は、絆創膏でも良いです。
私はその上にゴム手袋をつけて剥いています。
袴(栗のお尻部分というか、茶色がより濃くなっているところ)の部分に包丁を入れ、そこを始点として剥いていきます。
頭の先っちょから剥いてもいいのですが、そうするとどうしても身を傷つけてしまいます。
身を傷つけても大丈夫ですが、シロップが濁ってしまいます。
ですので、出来るだけ失敗の少ない袴から剥くようにしてください。
重曹で煮る
ここまでできたら、灰汁を取るのと渋皮を重曹で取り除いていきます。
沸騰したお湯に鬼皮を剥いた栗を入れて、重曹小さじ1を入れ5分煮ます。
ザルにあけて、鬼皮や葉脈を水であらっていきます。これを「煮こぼし」と言います。
最初は重曹を入れたお湯が墨汁のような色をしています。
なんどか「煮こぼし」ていくと、小豆色というか透き通って栗が見えるようになっていきます。
そして渋皮もほとんど栗に残っていない状態になっているかと思います。
そうなれば、重曹で煮るのは終わりです。
最後に熱湯で15分煮て、「煮こぼし」で栗に染み込んだ重曹を取り除いてください。
※この最後の熱湯で煮る作業をしないと重曹の苦味が栗に残ってしまいます。必ず行ってください。
さっと水であらって、下準備完了!
私は今回は「煮こぼし」作業を7回しました。
ここまで来れば、あとはシロップで煮るだけです。あともう少し頑張って!!
シロップで煮る
最後の工程です。
その前に・・・
鬼皮や渋皮を煮る時に身を傷つけてしまった栗は出て来ませんでしたか?
失敗しちゃった栗があっても、大丈夫です。
お茶やだしパックを入れる袋に入れれば、これ以上傷つきませんよ。
まずは、「煮こぼし」た栗の重量を測ります。
今回生栗800g 「煮こぼし」た栗は、605gになっていました。
これに0.6を掛けた数字が砂糖の分量になります。
605×0.6=363g
砂糖は、2回に分けて煮てください。
「煮こぼし」た栗・砂糖182g(大体で良いので、砂糖は半量)・栗が被るぐらいの水を入れます。
最初は中火で煮て、沸騰してきたら中弱火にして20分
残りの砂糖181gとバニラビーンズ(ペーストでもオイルでもOK)を入れて、10分
冷めるまで待って完成です。
毎日火を入れる方は、シロップが少なくなっていれば水を足してください。
瓶などの保存容器にいれれば、10日程度長持ちします。
※保存容器は必ず煮沸してください。
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