こんにちは!
故障でレンジなし生活を経験してから、オーブンレンジが動くだけで幸せを感じられるぷるぷるほっぺ家族のパパです。
皆さんはレンジのW数が違うと思うようにレンジが出来ないと思っていませんか?
冷凍食品などで600Wや500Wの表記しかないから適当な時間で温めてしまう場合も多いと思います。
もちろんそれで良いのですが、少しこの部分を深堀してみます。
ジュールが分かれば簡単な算数で温め時間を計算できます。
でも、この計算を考えるよりも自分の使うレンジの癖を知ることの方が重要ですよ!
W数が違って計算で簡単に時間は割り出ても、実はそれだけではありません。
これからその計算とそれだけでは無いことを解説していきます。
少しだけ奥深い電子レンジの話です。
W数×時間=発熱量
発熱量(ジュール)
まず、電子レンジをかける行為を計算することにします。
簡単な算数なので、小・中学生でも計算できます。
電卓があれば小学生低学年でも計算可能でしょう。
電子レンジで温める場合、その熱量をジュール(Joule,単位記号:J)で表します。
発熱量(J)=電力(W)×時間(S)
600Wで1分(60秒)使用すれば36,000ジュール(600×60=36,000)というわけです。
これを500wのレンジで加熱する場合、熱量をW数で割れば良いのです。
36,000÷500=72、つまり72秒です。
400Wの場合は90秒(36,000÷400=90)、300Wの場合は120秒(36,000÷300=120)です。
これで、電子レンジで加熱することに恐れは無くなりましたねw。
計算はあくまで目安
例えば、「玄関開けたら2分でご飯!」でお馴染み(古っ)「サトウのごはん(サトウ食品)」の加熱時間は500Wでも600Wでも2分です。
W数は違えど2分で一部分でも冷たかったことが記憶に無いので、一般的な500~600Wでは問題ありません。
確かではありませんが、500Wで丁度良い温め、600Wでは少し温め過ぎな設定なのでしょう。
ふんわりと盛られたご飯に適度な水分量、パックを少し開けてることで、良いバランスの美味しいご飯になるわけですね。
このように、実際には温める食材や器、形や厚みなどで時間の調整は必要です。
なんでもかんでも、計算だけでOKではありませんのでご注意を。
業務用レンジはW数が違う
コンビニの電子レンジなど、業務用のものは1500Wとか3000Wとかになりますので注意が必要ですね。
「サトウのごはん」を温めるときは、500×120=60,000、60,000÷1500=40となり、40秒で温まってしまします。
しかし、温めることはできても味はどうか分かりません。
メーカーは美味しく食べられるように、考えて最適なW数と時間を指定していると思います。
低W数の活用
W数の可変
最近の電子レンジではW数の設定が出来るものが多くあります。
ビストロでは150Wでの使用が可能ですが、どのような時に使用するのでしょうか。
高W数では温まる時間が短縮できます。
調理済みのものを温めなおす場合などに重宝します。
一方、低W数での使い方は、ゆっくりと熱を通したかったり吹きこぼれやすい煮物などです。
また、解凍など中心部からゆっくりと温度を上げる場合にも使えます。
一般に熱は少しずつ入れるほうが美味しく調理できますので、低Wを活用しましょう。
ビストロでは、300Wには+スチームが出来るので酒蒸しなどが調理可能です。
茶碗蒸しなどもそうですが、ビストロのメニューだけで調理するものでも、低W数で調理していくものも多いです。
とは言え、ビストロにはそもそも優秀なセンサーがついているので、最適W数で調理してくれそうです。
若干の脱線ですが
低W数で、ゆっくり時間が入るということで、ビストロでローストビーフを作ってみたことがあります。
ただ、メニューにある「ローストビーフ」で作ったので、W数は分かっていません。
結果、不味くはないのですが、低温調理器での仕上がりを知っているので(と言うかそれが大好きなので)、もう一つな感じでした。
熱が入り過ぎている感じがあり、低温調理器で調理した方が柔らかかったのです。
でもこれは、執筆時点での感想です。
Webで見る限り、柔らかく調理に成功している人も多くいらっしゃいます。
そのうち、肉のパーツ(部位)なども見計らって、再度チャレンジしてみたいと思っています。
W数をうまく使って美味しく食べよう!
冷凍食品などで表記されているW数が違っても、簡単な計算で温められますよ!
発熱量(J)=電力(W)×時間(S)
これだけ分かっておけば大丈夫!
電卓があれば簡単に計算は出来ます。
そして料理は経験。
W数や時間を変更して、最適解を見つけ出すのは、通常の料理と同じです。
失敗しても大丈夫!
電子レンジのW数をうまく調整し、食材に適切な時間で調理して、美味しい食事にしていきましょう。
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